うちの子は「元気で明るいから大丈夫」
そう思っていませんか?
デキる子ほど、新しい環境で辛い思いに苦しむことがあります。
大人はそれに気づき、いかに乗り越える手助けをすればいいか。
親子で帰国子女の私が体験したことを書きたいと思います。
負けず嫌いで活発な子が、現地校で泣き出した理由
小1の下の子は、
負けず嫌いで活発な性格でした。
小さな頃からどんな遊びにも挑戦し、失敗やケガも気にせず、できるようになるまで何度もやり直すタイプでした。
一輪車も、乗れるようになるまで毎日練習するような子でした。
明るい性格なので、
海外に行っても大丈夫だろう——
正直、あまり心配していませんでした。
どちらかといえば、
内向的な上の子の方を気にしていたくらいです。
「帰らないで」毎日続いた涙と親の葛藤

1年生の初日。
同じクラスにハーフの子もいて、本人も学校生活を楽しみにしている様子でした。
ところが数日後。
教室まで見送ったあと、私だけ帰ろうとすると 「帰らないで、ママもここにいて」 と泣き出したのです。
最初は「ホームシックかな、そのうち慣れるだろう」と思っていました。
でも、
その状態は毎日のように続きました。
私は授業が始まっても、しばらく教室の外から見守る日々。
内容自体は1年生なので、
そこまで難しいわけではないはずなのに——
あまりにも私が教室に貼りついているいたことで💦
ついに学校の事務スタッフから
「保護者の方は授業を見ずに帰ってください」 と注意を受けてしまいました。
子どもは泣く。
私は教室にいられない。
どうしたらいいの?
できる子ほどつらい?プライドが傷つく瞬間

あとから振り返って思うのは、
「今まで何でもできていたのに、
新しい環境では何もできない」
そのギャップで、
子どものプライドが大きく傷ついていたのだと思います。
実はこういうタイプの子は、意外と打たれ弱い。
“できる子”ほど、できなくなったときに心が折れやすいのかもしれません。
やってはいけない声かけと、気づいたこと
こういう子に対して、
根拠のない「大丈夫だよ」「すごいよ」は、あまり響きません。
できないものは、
できない。
本人が一番分かっているからです。
もし褒めるのであれば、
「どんなところが具体的にできているか」という客観的事実を伝えることが大切です。
親がやった3つのサポート
悩んだ末、
私は3つのことをやると決めました。
①先生に状況を具体的に伝える
授業の前後に、
◯◯ is having trouble speaking English.
I’d appreciate it if you could keep an eye on him/her.
「英語が分からなくて困っています。
気にかけて見てほしい」
と具体的に伝えました。
新しい環境下、子どもの努力だけではどうしようもないこともあります。
そんな時は大人が勇気を持って行動に移しましょう。
②基本のフォニックスで自信をつける
”できる”を増やす
小1なら授業レベル自体はそこまで難しくない。
時間が経てば追いつけるとは思っていました。
でも子どもにとっては、
1日何時間も分からない言葉で過ごすことの繰り返しです。
毎日が、“できない” の連続
小さな失敗でも、
大きな挫折に感じてしまいます。
だからこそ、早い段階で
「できる」自信を増やす必要がありました。
フォニックスで変わった子どもの自信
そこで取り入れたのが、
フォニックス学習です。
日本ではなぜか認知度が低いですが、海外の初等教育では当たり前の学習法です。
海外の幼い子どもたちは、この指導によって英語を習得しています。
私は1年生の教室に貼られていたフォニックスのカードを発見。
「あれ、これって渡航前に買って持ってきたカードと同じ?!
学校で使われているなら間違いない。
「これがうちの子の力になってくれるかもしれない!」と思いました。
それから色々と調べ、フォニックスを取り入れている英語教室に通い始めました。
アルファベットの“音のルール”を覚えることで、単語が少しずつ読めるようになっていきます。
読める単語が増えると、
→「わかる」
→「楽しい」
→「もっとやりたい」
という良い循環が生まれました。
フォニックスは
小4の上の子にも効果大でした。
③子どもの感情に流されない、親の関わり方
出来なくて当たり前
子どもが泣いていると
つい一緒に不安になってしまいます。
でも、
親まで揺れてしまうと子どもにも伝染してしまう。
だからこそ、親は子どもの気持ちをしっかり受け止めつつ、なるべく淡々と、
普段どおりの雰囲気を保つことを意識しました。
最初は出来ないのが当たり前。
どっしりと構えている姿は、それだけで子どもを安心させます。
話題を変え、視野を広げる
たとえば——
家に帰ったら
美味しいものを食べたり、
学校とは関係のない話題を出したり。
また、
親自身が他の保護者や先生と、会話をしている姿を見せるのもひとつの方法です。
「信頼していい人たちなんだ」
「お母さん(お父さん)も頑張って喋っているんだな」
と感じてもらえるでしょう。
親として意識したのは、
「今の努力を一緒に認めること」
➕
「続けられる環境を作ること」
できたことを一緒に喜び、
頑張りと息抜きのバランスを大事にしました。


半年後・1年後の変化と成長

そして、半年後。
現地の子どもたちと遊んだり、
コミュニケーションが取れるようになっていきました。
担任の先生からは、「飛躍的に伸びていますよ。あの子は私たちの“希望”です」 と言われました。
さらに1年後。
ESLを卒業し、現地の子と対等に学べるレベルに。
算数は飛び級クラスへ。
小学校卒業時には「大統領成績優秀賞」もいただきました。
まとめ|元気な子ほど見逃さないでほしいサイン

最初は、
精神的にも物理的にも本当に大変な時期でした。
元気で明るい子にも、その子なりの苦しさがあります。
「大丈夫そう」に見える子ほど、実は深く傷ついていることもある。
そのサインを見逃さず、
その子に合った形で支えていくことが、親にできることだと感じました。
海外生活を始めた子どもたちが、笑顔で過ごせるヒントになれば嬉しいです。
今日も読んでくださり、
ありがとうございました。
Have a nice rest of your day♡


