帰国生入試は「不利」になったのか?
近年、難関大学をはじめ、
さまざまな大学で帰国生入試の廃止や統合が進んでいます。
いわゆる「帰国生枠」ではなく「総合型選抜(旧AO入試)」に移行しています。
【総合型選抜とは】
従来の学力試験だけでは測れない個性、学習意欲、目的意識などを、面接、小論文、書類審査などを通じて多面的に評価する入試方式。
つまり、これまでの帰国生入試のように
「競争相手=帰国生同士」ではなく、
「競争相手=国内外の意欲のある全受験生」となります。
例えば、
慶應義塾大学では2025年度以降、
文学部や商学部などで帰国生入試を廃止。
さらに2026年度以降、
SFC(総合政策学部・環境情報学部)の帰国生入試も廃止予定です。
また早稲田大学でも、
複数学部共通募集を廃止。
(教育学部・政治経済学部では独自入試を継続)
この動きは今後、
他大学にも広がる可能性があります。
では、この流れは
帰国生にとって不利なのでしょうか。
私は、
「帰国生だから有利」という時代から、
「個々が何を考え、どう行動し、それらをどう表現できるか」がより重視される時代へ移行しているように感じています。
特に3つのポイントをお伝えしますが、
特に③がキーポイントになると考えます。
※なお、我が家は一般受験を経験(帰国後の経過年数が超過していたため)。
この記事は、
昨今の情報収集や周囲の受験状況、
そして現在の就職活動などを通して感じていることをまとめています。
合格者に共通する3つのポイント
大学受験サイト等によると、
難関大学に合格する帰国生の共通点は、主に以下の3点です。
① 高い成績評価
学校でコツコツ学習してきた姿勢は、
国内外を問わず重要な評価対象です。
日々の授業への取り組みや提出物など、「積み重ね」が大切になります。
② 各種検定でのハイスコア
英検、TOEFL、IELTS、SAT、IBなどは、
多くの大学でマストと言っても過言ではないほど、重要視されています。
※有効期限や提出条件が細かく定められている場合もあるため、早めの情報収集が必要です。
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③ 主体性のアピール
そして近年、
特に重視されていると感じるのが「主体性」です。
ただし、主体性は“自主性”とは少し異なります。

「主体性」とは何か
自主性が、
「決められた課題に対して、自ら進んで行動すること」 だとすれば、
主体性は、
「物事を自分で考え、選択し、その結果に責任を持つこと」 と言えます。
たとえば、
• なぜ今こうなっているのか
• 自分はどう考えるのか
• では、どう行動するのか
• なぜその選択をするのか
こうした問いを、自分ごととして考え行動することです。
この力は、受験だけでなく、
その後の人生でも大きな土台になります。
たとえば現代文で
「筆者はなぜこう考えたのか」を読み取る力。
あるいは社会に出て、
「相手は何を求めているのか」を考える力にもつながっていきます。
家庭でできる「主体性」の育て方
主体性を育てるためには、
子どもが日常の選択やトラブルに向き合った時に、「自分で考えるプロセス」を持たせることが大切です。
その際、大人がすぐ答えを与えるのではなく、
• どうしてそう思った?
• 他の方法はあるかな?
• 自分ならどうしたい?
と問いかける役割に回ることが有効です。
「正解を教える」より「自ら考える習慣を作る」
その積み重ねが、主体性につながっていきます。
大学受験では「主体性を表現する力」も必要
主体性は、
持っているだけでは十分ではありません。
総合型選抜や帰国生入試では、
それを言語化して伝える力が求められます。
具体的には、
• 志望理由書
• 面接
• 小論文
• 日本語での説明力
などにおいてです。
一部を除き、多くの入試で
「日本語で考え、日本語で表現する力」が重要になります。
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日頃からできる対策
日頃から、
「自分はどう考えたか」
「なぜそう行動したか」
を日本語で説明する練習をしておくことが大切です。
また、
• 志望大学の理念
• 学部の特徴
• カリキュラム
• 自分の将来とのつながり
を調べ、自分の経験や価値観と結びつけて考える練習も必要になります。
自分をよく知る先生や保護者に
小論文などを見てもらうことで、考えは深まり、文章はどんどん磨かれていきます。
必要に応じて、
専門塾や予備校のサポートを活用するのも一つの方法です。

「主体性」は受験だけで終わらない
主体性や言語化能力は、
大学受験だけに必要なものではありません。
実際には、
その後の大学生活や就職活動、
社会に出てからも、
「自分で考え、伝える力」として問われ続けるものだと感じています。
だからこそ受験対策としてではなく、
日常の中で少しずつ育てていくことが大切だと感じます。
情報収集は「早め」「ダブルチェック」がカギ
帰国生入試は、
一般入試以上にスケジュール管理が重要です。
• 必要資格の取得時期
• スコア提出期限
• 出願期間
• 海外書類の準備
など、早めに確認しておく必要があります。
また大学の入学試験情報は、
思った以上に情報量が多いです。
複数大学、複数学部を受験する場合は
それぞれ募集内容や提出方法が異なります。
ダブルチェックで臨みましょう!
(わが家も何度チェックしたことか…笑)
最新情報も常に確認することをススメします。

まとめ
帰国生入試の縮小や統合は、
一見すると「厳しくなった」と感じるかもしれません。
しかし実際には、
「帰国生だから評価される」のではなく、
• 語学力
• 思考力
• 表現力
• 主体性
• その子らしい経験
といった、より普遍的な力が重視される流れになっているとも言えます。
だからこそ大切なのは、
「帰国生」という枠にとらわれすぎないこと。
海外生活の中で培った価値観や経験を、
その子自身の強みとして育てていくことが、将来の大きな力につながっていくのではないでしょうか。
慶應義塾大学 入試制度一覧
※入試制度は年度によって変更される場合があります。必ず最新の募集要項をご確認ください。
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今日も読んでくださり、
ありがとうございました!
Have a nice rest of your day♡