渡航前、
できることはやったつもりでした。
わが家は、
秋の新学期に合わせて
夏休みのうちに赴任先に渡航しました。
渡航後すぐの夏休みは、
新しい環境に慣れるために
いろいろ工夫しました。
近所を散歩したり、
スーパーに行ったり、
家や庭でゆっくり過ごしたり。
英語のカルタやテレビで、
英語に触れる時間も作りました。
サマースクールにも通い、
現地の子どもたちと関わる機会も作りました。
ここまでやれば、
言葉が分からなくても
なんとか学校生活には慣れていくだろう。
正直、そう思っていたのですがーー。
その考えは甘かった。 ⸻
新学期初日、少しの安心と大きな不安。

新学期初日、
4年生の上の子のクラスへ。
教室の前で先生を待ち、
日本人の子が話しかけてくれて
少しホッとする。
担任の先生に
「英語が全く分からないので
よろしくお願いします」 と伝えると、
「大丈夫ですよ」
と笑顔で言ってくれました。
その言葉に、
少し安心したのを覚えています。
教室に入り、席に着く。
上級生ということもあり、
親は教室に入りません。
少し不安そうな顔の子どもを残して、
教室を出ました。
「ごめんね」
と思いながら、
下の子の教室へ向かいます。
数日後に始まった“理解できない地獄”
初日はなんとか乗り切り、
ホッとしたのも束の間。
数日後、
状況は一変します。
・授業は1日中、
何を言っているのか分からない
・宿題の内容すら分からない
・教室ではただポスターを眺めるだけ
・それでも宿題は出る
帰宅後は、
先輩日本人のママに電話して
「今日の宿題、何が出てるか教えて🙏」
と聞く毎日でした。
毎日4時間、終わらない宿題と親子の限界

そして始まる、
宿題との戦い。
夕方4時から取りかかり、
夕食をはさんで
終わるのは夜10時。
毎日4時間以上。
英語が分からない子どもに、
単語ひとつひとつを説明しながら
進めるしかない。
「前に教えたでしょ」
「だって分からないんだもん」
親はイライラし、
子どもは落ち込む。
読めない。
分からない。
終わらない。
それでも、
やらなければいけない。
まさに、親子の消耗戦でした。
「これ、いつまで続くの?」と涙が出た日
これ、いつまで続くの?
そう思いながら、
きれいな夕焼けを見て
涙が出た日もありました。

救いになったのは「フォニックス学習」
どうすればいいのか
分からない中で、
周りの先輩日本人に聞いたり、
自分でも色々調べたりして、
たどり着いたのが
「フォニックス学習」でした。
幸い、
近所にフォニックスを
取り入れた英語教室がありました。
正直、授業料は安くない。
でも、そんなことを言っている
余裕はありませんでした。
1日でも早く、
「読める」「分かる」という
感覚を持たせてあげたい。
そう思い、
週に1〜2回通い始めました。
フォニックスで起きた変化|“読める”が増えていく

フォニックスを始めて、
変化ははっきり出ました。
それまで
読めなかった単語が、
読めるようになってきたのです。
聞いた単語が、
書けるようになったのです。
それまでうちの子は、
「We are」を
「ウェ アレ」と読んでいました。

でも、
フォニックスのルールを知ることで
全てが変わっていったのです。
例えば、
こんなルールもそのひとつ。
単語の最後にある
「e」は発音しない、
いわゆる“サイレントe”。
make
bake
cake
どれも最後のeは読みません。
こうしたルールを知ることで、
初めて見る単語でも
「なんとなく読める」が
増えていきました。
教室のテキストだけでは
もの足りなくて、
家でも何かできないかと
思って取り入れたのが、
フォニックスの
カードとポスターでした。
カードで実際にやっていたのは
すごくシンプルで、
カルタみたいに遊ぶ方法でした。
例えば「kite」のカードなら、
私が「クッ、クッ、kite!」と声に出して
子どもたちがそれを聞いて
カードを取りにいく、という感じです。
(※アルファベットの「ケー」ではなく
音で読むフォニックスの読み方です)
ゲーム感覚なので
勉強っぽさがなくて、
嫌がらずに続けられたのが大きかったです。
最初はこの「音で読む」
というのに戸惑っていましたが、
これが分かってくると、
知らない単語でも
自分で読もうとするようになりました。
ポスターもお風呂などに貼っておくだけで
「いつの間にか覚えてる」状態になりました。
こうして、
英語の「ルール」が分かることで、
学習スピードが加速度的に、
一気に上がっていきました。
宿題ストレスが減ったもう一つの理由
そしてもうひとつ大きかったのが、
宿題。
教室で一緒に取り組んでくれることで
親子でぶつかりながらやる時間が、
ぐんと減ったのです。
結果的に、
効率も上がり、
ストレスも減りました。
帰国前には2人とも
英検準1級
TOEIC850以上
を取得することができました。
(帰国後、英検1級取得)
英語学習にかけたお金は「投資」だった
最初の半年は、
正直きつかった。
でも、
あの時の経験があるからこそ
フォニックスにたどり着くことができたし、
その選択は、
間違っていなかったと思っています。
英語学習にかけたお金は、
「消費」ではなく、
「投資」だったと思います。
海外での英語学習が思うように伸びない
という方のヒントになれば嬉しいです。
今日も読んでくださり、
ありがとうございました。
Have a nice rest of your day♡




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