やめても尽きぬ不安
わが家は海外の補習校に通っていましたが
家族で話し合った結果、
3ヶ月でやめることになりました。

やめるときは
「これからの日本語維持、大丈夫かな」
という不安はありました。
その後私たちがどんな道を歩んだか、
体験談とその考察をお話しします。
補習校をやめた直後
やめてからの土曜日ー。
丸一日の補習校から解放され、
親子ともども、心身ともに解放されました。
あぁ、これでしばらくは
無理して頑張らなくていいんだと。
わが家の滞在予定期間は4年以上だったので、
長距離走のように過ごさなければ
身がもたないと思っていました。
とはいえ、
このままではいけない。
帰国の日まで、
子どもたちの日本語学習を
どう進めていくべきか。
補習校をやめる前に、
色々な人の話を聞いたり調べたりして、
大筋で「塾」へ通うことは決めていました。
- 現地校生活とのバランス
- 目指す日本語レベルと学習時間
- 休日の過ごし方
さまざまな角度から検討を重ねました。
そして、なるべく間を置かずに
塾への転換を決行しました。

どうやって日本語を維持したか
塾
まずは日本語学習を平均レベルで
維持してくれる塾に入りました。
そこは家庭的な雰囲気の塾で、
褒めて伸ばす教育方針でした。
本の貸し出しもおこなっており、
相談しやすい環境でした。
塾は平日も含めて曜日を選べましたが、
わが家は土曜日の午前中に通いました。
宿題の量は程よく、
内容は基本から応用までまんべんなく
出ていたように感じました。
基本をしっかり学び、
その子に合わせて難易度を上げる。
その頃の子どもたちは、
現地の生活や言語に慣れてない時期。
「ちょっと頑張る、良い加減」でした。
家庭
家庭では、始めのうちは
ゆとりのある過ごし方を心がけました。
ただでさえ新しい環境に飛び込んだ子どもたち。
そこにいるだけで、スゴイことです。
- 友達との放課後の遊び
- スポーツ
- 料理
- 読書(日本語、英語)
- DVD鑑賞(日本語、英語)
- ゲーム
- 工作
- 庭あそび
- ただゴロゴロ休む
焦らずに
やりたいことをできるだけやらせよう、
という時期と捉えていました。
そして、
家庭ではなるべく多くの良質な日本語に
触れさせたいという思いから、
よく本を読ませていました。
個人的にはマンガよりも、
活字が多い本の方が想像力を
育むと思います。
一方で、
歴史など取っ付きにくい話題については、
マンガを活用しました。
今は学習系動画などもたくさんありますね。
※YouTubeやTikTokなどの生産性のない動画は、
時間制限をかけて観るようにするといいですね。
工夫
そして家庭での会話は、
必ず日本語を話すように徹底しました。
子どもって、
親が話す難しい単語を聞いて
新しい言葉に出会うことってありますよね。
子どもが知らないであろう言葉やことわざを
敢えて話すように意識していました。
「えー、なにそれ?」
「どういう意味?」
と聞かれたらこっちのもの😆
すかさず意味や使い方を教えれば、
それだけで日本語学習になります。
現地校から帰宅したら、
「今日の授業はどうだった?」
「◯◯(友達)は元気?」など、
子どもの発話を引き出すような声かけを
するようにしました。

英語はどうなったか
現地校でどう伸びたか
私の中の最重要課題は、
「まずは英語力を伸ばし、
現地の生活に慣れる」ことでした。
英語も日本語も中途半端な、いわゆる
「セミリンガル」にはなってほしくない
というのが私の気持ちでした。
そのために
フォニックスを取り入れた英語塾に通い、
発音の規則など基礎学習を徹底しました。
また、
私自身も帰国子女ではありますが、
子どもたちから教わることもしばしば。
ある日、英語の数字カルタをしていたとき。
私が、
「29(トゥエンティ)」
と言うと、
2人がすかさず
「ちがうよ、トゥエニィだよ!」
と綺麗な発音で教えてくれました。
(余談ですが)
英語圏でも色んな発音があって、
この場合どちらも正しいのです。
でも当時は子どもたちの成長を発見できたことが
とても嬉しかったのです。
帰国時には2人とも
TOEIC 850以上
英検準1級を取得し、
帰国子女受験を経て、中学校・高校ともに
無事に合格することができました。
感じたこと、色々
大変だったこと
補習校をやめても
帰国のことは常に頭にあったので、
塾での勉強もラクではなかったし、
のちに受験を見据えて別の塾に
変えることになりました。
(永住組でない限り、
現地校オンリーは厳しいでしょう)
きっとどういう状態でも、
これで大丈夫、という確信は
生まれないかもしれません。
その子の、
学習進度
生活スタイル
家庭の事情
帰国後の展望
を考慮しながら、
臨機応変に学習スタイルを整える
必要がありました。
失敗したこと
少しでも息抜きになればと、
日本からテレビゲームを持って
行ったのですが、その使い方が
難しくもありました💦
わが家はそれまで、
ゲームをさせずにいたので、珍しさのあまり
ゲーム時間が伸びてしまうこともありました。

良かったこと
補習校アリの生活では、
✔︎平日の放課後は宿題に追われ
✔︎土曜日は丸1日補習校
✔︎日曜日は寝坊したあとに宿題
✔︎疲れている子どもたちを連れてお出かけ
※滞在国では、小学生の子どもを家で
留守番させてはならない(車中も同じ)
という法律がありました。
以上のように、
本当に「息つく暇もない」状態でした。
補習校に費やしていた時間を、
子どもたちと向き合う時間に充てることが
できたことは、本当に良かったと思っています。
補習校にこだわらなくていい家庭
・子どもの負担や生活バランスを大切にしたい
・土日を家族の時間として過ごしたい
・家庭での声かけや学習サポートができる
・日本語学習を「外注しすぎず」関わりたい
・量より質を重視したい
補習校に通わなくても、
日本語力は工夫次第で維持・向上できます。
その分、
家庭の関わりはどうしても必要になります。
補習校に向いている家庭
・日本語教育を体系的に任せたい
・周囲に日本語環境が少ない
・帰国後すぐに日本の学習に適応させたい
補習校は大変な面もありますが、
カリキュラムに沿って学べる
安心感があります。
「任せられる環境」を重視する場合は
補習校の方が合っている可能性もあります。
大切なのは
どの選択が「正しいか」ではなく、
どの選択が“自分の家庭に合っているか”
だと感じています。
まとめ
補習校をやめるという選択は、
決して簡単なものではありませんでした。
不安もありましたし、
今でも「これで良かったのか」と
考えることはあります。
それでも、わが家にとっては
「子どもたちの負担を減らし、
家族の時間を大切にする」
という軸を守れた選択だったと思っています。
海外での子育ては、
選択の連続です。
そして、
そのどれにも正解はありません。
だからこそ、
周りと比べすぎず、
ご家庭に合った形を柔軟に見つけていく事が
何より大切だと思います。
この記事が、これから選択をする方の
ヒントになれば嬉しいです💡
今日も読んでくださり、
ありがとうございました。
Have e nice rest of your day♡








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