認知心理学が教える、本当に記憶に残る勉強法|高校時代の世界史プリントで気づいたこと

a white table topped with lots of office supplies 日本語教育

高校時代の世界史の授業

皆さんは、
学校で配られたプリントを
どのように勉強に活用していますか?

私は最近、
ノートの取り方について記事を書いていた時に、高校時代の世界史の授業を思い出しました。

当時は、
見出し箇条書きばかりの無機質なプリントだと思っていました。

ところが今振り返ると、
あの学習法には、認知心理学で効果が認められている方法のエッセンスが多く詰まっていたのです。

塾に通えなかった私を支えた、世界史プリント

バブル崩壊後、
わが家の家計は急激に厳しくなり、私の教育環境も大きく変わりました。

定期的に塾に通うことはできず、
「どうすれば志望大学に受かるだろう?」と考える日々でした。

小4で帰国した私にとって、
日本史と地理は周囲の同級生たちに太刀打ちできず、比較的スタートラインが近いと感じた世界史を選択しました。

選択はしたものの、
得意科目とまではいかず日々、苦戦状態。

そんな私の支えになったのは、
学校の授業と先生が配るプリントでした。

先生はいつも、
「このプリントをしっかりやれば大丈夫」と言っていました。

しかしそのプリントは「見出し」と「箇条書き」のオンパレード

初見では何が重要なのか分からず、正直なところ面白みを感じませんでした。

無機質なプリントを、自分だけの参考書に変える

当時の私は、
何とかしてこの無機質なプリント(しかも藁半紙💦)を自分のものに出来ないかと試行錯誤しました。

結論から言うと、
読むだけで終わらせない」こと。

受け身ではなく、
自分のものとしてプリントに付加価値をつけていくこと
でした。

実は認知心理学でも、
効果が認められている学習法がいくつかあります。

認知心理学に基づく学習メソッド

①思い出すという行動(検索練習)

答えを眺めるより、
「何だったっけ?」 と思い出す作業の方が定着しやすいのです。

・フラッシュカードの表を見て裏の答えを考える
・見出しを見て内容を答える

・問題を解いて思い出す

このように、
脳が「うーん🧐」と苦労して記憶を引き出すことで、長期的な定着につながるとされています。

②間隔をあけて復習する(分散学習)

一度にまとめて学習するよりも、
「日にちを空けて」「複数回に分けて」
学習した方が、長期的に記憶に定着すると実証されています

例えば、
・今日学習する
・3日後に復習する
・1週間後にもう一度復習する

という形です。

忘れかけていたタイミングで思い出すことで、記憶がより強固になるのです。

③科目や単元を混ぜて学習する (インターリービング)

1つの教科だけを続けて学習するよりも
複数の科目や単元を組み合わせた方が、知識の使い分けや問題解決力が向上すると言われています。

例えば60分勉強する場合、

英語→英語→英語より、
英語→数学→国語とした方が、学習効果が高いケースがあります。

決してラクな方法ではありませんが、
脳は違いを見分けながら学ぶため、理解が深くなりやすくなります。

④「文字+図やイラスト」を活用(二重符号化)

文字情報に加えて、
・記号
・図
・表
・イラスト
などを組み合わせることによって、脳の異なる領域を同時に刺激して、記憶の定着率が劇的に高まります。

世界史であれば、
・年表を書く
・因果関係を矢印で整理する
・国同士の関係を図式化する


といった方法が効果的です。

たしかに教科書や資料のイラストなどは、
印象に残りやすいですよね。

重要なものは、
プリントの余白に書き足したり、付箋を貼るのがオススメ。

💡さらに学習効果を高めるポイント

誰かに説明するつもりで

私自身、特に効果的だと感じたのが
学んだ概念を「小学生に教える」つもりで、自分の言葉で説明してみることです。

こうすることで、
「本当は理解できていない部分」がはっきりと見えてきます。

理解の穴をあぶり出し、「分かったつもり」の防止に非常に効果的な方法です。

ルーズリーフを活用

プリントに余白がない場合は、
ルーズリーフなどに自分なりに整理した内容を書いて、バインダーにまとめるといいですね💡

「授業は受ける」だけではなく「自分で考えて書く」

以上、プリントの学習効果を高める方法をご紹介してきました。

• プリントは読むだけで終わらせない
• 自分の言葉を書き込むことが大事
• 一度閉じて思い出してみる
• 人に説明するつもりで理解を深める


正直、これらは
「ただ読んで覚えるだけ」よりも、労力の要る作業です。

しかし短期的には苦しくても、
長期的には記憶にとどまりやすい方法なので、ぜひ1ヶ月でも試してみてくださいね。

まとめ

高校生だった当時、
私は認知心理学という言葉すら知りませんでした。

でも今振り返ると、
あの世界史の先生は、膨大な受験範囲を効率よく学ぶための土台を作ってくれていたのだと思います。

認知心理学の理論を知らなくても、
良い先生は自然とそのエッセンスを授業に取り入れているのかもしれません。

学習に近道はありませんが、
より効果的な方法はたしかに存在します。

努力を無駄にしないためにも、
自分に合った学び方を見つけながら、一歩ずつ積み重ねていけるといいですね。


今日も読んでくださり、
ありがとうございました。
Have a nice rest of your day♡