「笑顔でいるだけで浮く」帰国子女が、日本で感じた逆カルチャーショックと馴染むコツ

woman in black and white dress sitting on concrete stairs 帰国後の生活

こんにちは、ラベンダーです🪻

今日は「帰国子女が日本で感じる違和感」と、それに対する“裏ワザ的処世術”を、実体験をもとにお話しします⭐️

帰国子女は日本で浮くのか

海外生活を終えて帰国後、

日本で「なんとなく浮く」「馴染めない」と感じる子は少なくありません。

私自身も、帰国後にたくさんの違和感や戸惑いを経験しました。

海外で生活をしてきた子どもは、

日本人学校だろうと現地校(インター)だろうと、

おそらく日本に帰国したら、多かれ少なかれ「浮く」ことは避けられないでしょう

だからこそ、

帰国前から 「自分は浮くかもしれないし、違和感もあるだろう」 くらいに構えておくと、気持ちがラクになることがあります。

帰国後、私が抱いた違和感

私が帰国後に経験したことは、以下のようなことでした。

当時は今より帰国子女という存在が少なく、両親からこう念を押されました。

日本でいじめられないように、英語はなるべく話さないこと

日本では食べ歩きはしないこと(滞在国では食べ歩きは普通だった一方、当時の日本ではその風習がなかった)

従って、私の中ではある程度の覚悟のようなものはできていました。

それでも、言葉では表現しづらいギャップはたくさんありました。

1. 笑顔でいるだけで浮く

海外では、

目が合えば笑う、ニコニコ話すのが普通でした。

そのため、日本の“真面目で無表情な空気”にかなり戸惑いました

先生が笑っていないのが怖い。

部活の先輩に「ヘラヘラするな」と怒られる。

大人になってからも、結婚相手の親に挨拶するとき、お父さんが笑っていないのが怖かったり。

「笑顔=感じがいい」ではなく、

「ニヤニヤしている」と受け取られる場面もあり、最初はかなり驚きました。

white and purple heart shaped stone

2. いじめられないかと気が抜けない

友人の一人は、

見た目や態度が日本人らしくなかったことで、クラスで浮いてしまい、からかわれたり距離を置かれたりすることもあったそうです。

小学校高学年にもなると特に異性からのからかいは避けがたいものがあります。

帰国子女というだけで好奇の目で見られたり、髪型や服装が少し違うだけでいじられたりすることもありました。

3. 帰国子女というレッテル

今でこそ「帰国子女」は珍しくない存在になりつつありますが、数十年前は首都圏でさえマイナーな存在でした。

私が転入した小学校も例外ではなく、学校全体で、帰国子女は私たち兄妹くらいでした。

ただの転校生でも目立つのに、

帰国子女=外国人

のような扱い…

休み時間ともなると、教室の廊下には大勢の子どもたちが押し寄せて、私の顔を見に来ていました。

そう、学校中に顔が割れてしまう😅

先生方の間でも「あの帰国の子ね」というイメージが植え付けられているようでした。

そんな具合に、ちょっとしたことでも目立ってしまい、帰国子女というレッテルを貼られてしまうことがあります。

4. 「空気を読む」が求められる

日本では今でも、

「周りに合わせる」
「空気を読む」

ことを求められる場面が多くあると感じます。

帰国子女は、良くも悪くも

・思ったことを素直に言う
・表情が豊か
・自分の意見をはっきり言う

など、“海外で自然だった振る舞い” が、日本では浮いてしまうことがあります。

英語ができれば
「できて当たり前」
と思われ、

逆に日本独特の空気感に馴染めないと
「協調性がない」
「空気が読めない」

と見られてしまうことも。

時代が変わっても、

こうした“見えない生きづらさ”は、今も少なからず残っているように感じます。

woman leaning against a wall in dim hallway

5. 日本の学校で受けたカルチャーショック

私は生まれて初めて日本の小学校に通ったので、多くのカルチャーショックを受けました。


日本の学習レベルはびっくりするくらい高く、

漢字やかけ算のひっ算に追いつくのに半年かかり、本当に毎日大変でした。

(それでも頑張れば挽回できるものですが)


その他にも山ほど。

給食当番の白衣に帽子
三角パックの牛乳
アルミ食器
縦長校舎
昇降口に上履き
先生の雰囲気(体罰があった時代です

男子のスポーツ刈りさえも、

「え、なに、みんな同じ髪型なんだけど💦」 と慌てふためいていました。

帰国子女の処世術

① 日本=異国と思え

海外で新しい生活を始めた時のように、

日本でも「新しい文化を吸収するんだ」

という意識でいたほうが、気持ちがラクになります。

「分からないから教えてほしい」という謙虚さがあると、

周りから親切にされることで孤独感も和らぎ、新しい環境にも慣れやすいでしょう。

海外生活はサバイバルですが、帰国後も似たような状況が起きうるということです。

person holding black and brown globe ball while standing on grass land golden hour photography

② 英語力は“少しずつ”見せればいい

帰国子女というと、

かなりの確率で 「なんか英語しゃべってよ!」 と言われます。

もちろん悪気はないのでしょうが、

“帰国子女キャラ” を期待されているようで、私はあれが少し苦手でした。

英語ができることは素晴らしい強みです。

でも新しい環境では、最初から無理に前面に出さなくても大丈夫。

まずは周囲の雰囲気や距離感をつかみ、「この人たちなら大丈夫そう」と思えてから自然に見せていけば充分間に合います。

また、日本では、

• カタカナ英語に合わせて発音する
• 必要以上に英語を混ぜすぎない
• 「海外ではこうだった」を連発しすぎない

といった、“相手に合わせるコミュニケーション” が求められる場面もあります。

海外では自然だった振る舞いでも、

日本では「自慢している」「格好をつけている」と受け取られてしまうこともあるからです。

だからこそ、

自分の強みを「いつ・どこで・どのくらい出すか」を調整することも、日本で生きやすくなるための一つのコミュニケーション力なのだと思います。

その時がまだ来ていないようであれば、

その力を発揮できるまで、自宅などでコツコツと英会話学習を続けていきましょう。

③ できれば帰国生がいる学校へ

特に現地校に通ったわが家の子どもたちの様子を見ていて、帰国後の学校選びについては「帰国子女がいる学校」は馴染みやすいのかな、と感じます。

同じ経験をしてきた子たちが集まっていて、英語力を維持・向上させる環境も整っていますよね。

私自身は小4で帰国し、地元の公立小学校に3年ほど通いましたが、カルチャーショックを乗り越えて生活に慣れるのはかなり大変でした。

もしも帰国生受験をしない場合は、子どもが日本での新生活に慣れるために、親御さんの精神的サポートが欠かせません。

それは海外生活を始めた時と同じと考えるといいでしょう。

多少時間がかかっても、子どもの小さな変化に気づいて必要な声かけなどをしてあげられるといいですね。

④ 趣味や課外活動をする

そんな私が、

「あれ、なんか楽しいな」と思える瞬間がいくつかありました。

ひとつは、

クラス替えでとても仲の良い友人ができたこと

その子は何の先入観もなく、私を受け入れてくれました。

クラス替えという小さな環境の変化で、見える世界がガラッと変わることもありますよね。


そしてもうひとつは、

スポーツです。

海外ではスポーツ三昧だったこともあり、リレーや水泳の選抜選手に選ばれました。

夏休みの水泳の待ち時間、

知らない子と2人きりになったことがありました。

お互い手持ち無沙汰で、無言で水泳バッグを空に投げ合っていただけなのに、あっという間に仲良くなってしまいました。

そんなふうに、

仲間と笑ったり泣いたりしたことで、徐々に私の居場所ができたのだと思います。

three children sitting on grass

⑤ 自分が安心できる環境を再構築する

帰国後は、

「日本に慣れなきゃ」と頑張りすぎてしまう子もいます。

でも実際には、

日本に“戻る”というより、新しい環境で生活を再スタートする感覚に近いのかもしれません。

だからこそ、自分が安心できる環境を意識的に作ることも大切です。

• お気に入りの場所を見つける
• 美味しい日本食を楽しむ
• 海外の友人とつながり続ける

そんなふうに、

「自分がホッとできる居場所」を少しずつ増やしていくことで、日本での生活もラクになっていくことがあります。

親は“受け皿”になって

小学校高学年以上になると、

人間関係は複雑化していきます。

子どもは適応能力が高いとはいえ、戸惑うこともたくさんあるでしょう。

海外での生活や人間関係が恋しくなって、孤独やストレスを感じることもあるでしょう。

もし帰国後、

100%満足とはいかない環境に変わる場合は、

子どもの精神面を親御さんが気にかけてあげることが大切だと思います。

  • ただ話を聞いてあげる
  • 違和感が出るのは自然なことだよ、と安心させる
  • 時間が解決してくれることもある、と伝える
  • その子自身の目標を作ってみる

親は、海外という大海原に漕ぎ出した「盟友」でもあります。

楽しかった思い出、失敗したことを笑って話すだけでも気持ちが和らぎますね⭐️

まとめ

帰国直後は、

「自分だけ浮いている」と感じることもあるかもしれません。 でもきっと、時間とともに少しずつ居場所はできていきます

海外で育った経験は、後になって必ずその子らしさや強みになります。

「海外で頑張った自分」を誇りに、これからも一歩ずつ進んでいきましょう🌱

今日も読んでくださり、
ありがとうございました!
Have a nice rest of your day♡