突然ですが、
皆さんはお子さんに読み聞かせをしていますか?
「やったほうがいいんだろうけれど、忙しい中で毎日続けるのは大変💦」と感じている方も多いと思います。
動画やゲームに触れる機会が多い現代だからこそ、読み聞かせにはどのような効果があるのか?と気になりました。
今回は、”0歳から読み聞かせを続けてきたわが家”の体験談を交えながら、読み聞かせの効果や無理なく続けるコツについてお話ししたいと思います。
0歳から始めた読み聞かせ
「赤ちゃんに沢山話しかけることは、言語能力を伸ばすのに効果がある」
と聞き、私は上の子がまだ0歳の頃から、意識して話しかけるようになりました。
お座りができるようになった頃、
「もこ もこもこ」という絵本をいただき、読み聞かせが始まりました。
この絵本は、
「もこ」
「にょき」
「ぱく」
といったオノマトペとシンプルな絵だけで構成されています。
それにもかかわらず、
子どもは不思議なほど絵本に釘付けになっていました。
興奮してページを破いてしまうこともありましたし、大きくなってからもなぜか受けて、何度も読み返していました。
気づけば絵本はセロテープだらけ。
親子ともにセリフを覚えてしまうほど、たくさん読んだ思い出の1冊です。
子どもが興味を示したことで、
「読み聞かせって楽しい」「子どもの成長にいいことあるかも」と感じるようになりました。
では実際に、
読み聞かせにはどのような効果があるのでしょうか。
読み聞かせにはどんな効果がある?
語彙力と読解力の向上
まず挙げられるのが、
語彙力と読解力です。
たくさんの言葉や文章に触れることで、子どもは自然と言葉を吸収していきます。
また同じ本を繰り返し聞くことで、
言葉の意味だけでなく、物語の流れや起承転結といった文章の構造も少しずつ理解していきます。
幼い頃は意味を完全に理解していなくても、
繰り返し触れることで読解力の土台が作られていくのです。
想像力を育む
読み聞かせは、
想像力を育むきっかけにもなります。
次はどうなるのだろう?
最後はどんな結末になるのだろう?
(登場人物は)どんな気持ちだろう?
そんなふうに物語の続きを思い描く時間は、子どもの想像力を高めてくれます。
ページをめくる瞬間のワクワク感を、
大人になった今でも覚えている方も多いのではないでしょうか。

集中力の土台を作る
読み聞かせを通して、
人の話に耳を傾ける力も育まれます。
わが家では「1日1人1冊」と決めていました。
寝る時間になると、
子どもたちは本棚からお気に入りの1冊を選び、ベッドへまっしぐら。
勉強とは違い、
純粋に楽しみな時間だったからか、
その行動の素早さが可笑しくなったり。
読み聞かせの間も、
絵の細部まで食い入るように見たり、子どもの集中力ってすごいなと感心しました。
読書習慣につながる
幼児期の読み聞かせは、
その後の読書習慣にもつながると言われています。
もちろん、
読み聞かせをしていなくても本好きになる子もいます。
ただ、本に親しむ機会が増えることで、
本を身近な存在として感じやすくなるのは確かだと思います。
教育心理学者・認知科学者の
猪原敬介氏も、幼少期の読み聞かせは後の読書習慣につながる可能性があると述べています。
わが家では小学校入学後、
学校の図書室や地域の図書館に通う機会が増えました。
子どもたちは気になる本を見つけると、その場に座り込んで夢中で読むことも。
学校では年間100冊以上借りたで賞をいただいたこともありました。
ジャンルも難易度もさまざまな本を読むうちに、自然と読むスピードも速くなっていったように思います。
読み聞かせは幼児までと決めつけなくても良い
「読み聞かせは幼児だけのもの」
と思われがちですが、
《耳で理解する力》から《目で読んで理解する力》への移行は段階的に進むため、小学校中学年でも読み聞かせを楽しむ子も少なくありません。
わが家では、
下の子に合わせて読み聞かせを続けていたため、上の子も小学校3〜4年生頃までは一緒に聞いていました。
普段は「恥ずかしいから、学校に来なくていいよぉ」と言う年頃でしたが、読み聞かせの時間だけは別。
年長者の余裕、のような気分で楽しんでいるように見えました🤭
同じ本を繰り返し読むことの意味
子どもは気に入った本を、
何度も読んでほしいと頼んできますよね。
大人からすると、
「またこの本?😬」と思ってしまうこともあります。
しかし、同じ本を繰り返し読むことには意味があるそう。
繰り返し触れることで、
語彙や文章構造への理解が深まり、読解力の土台が作られます。
また、結末を知っている物語には安心感があり、子どもに心理的なリラックスをもたらすとも言われています。
読み聞かせを続けるコツ
1. 抑揚をつけすぎずに読む
どこに興味を持つのか、
どこで悲しいと感じるのかは、
子ども自身の自由に委ねていいそうです。
私は、精いっぱい感情を込めて読んだほうがいいと思っていたので意外でした。
私もそれを知ってから、
あまり大げさな声色を使わずに読むようにしました。
それぞれの子どもが異なる感想を抱いているのを見て、「読み手はニュートラルに、がいいんだ」ということを実感しました。
2. 一番は、楽しむこと
読み聞かせの後に、
「ちゃんと聞けたね」と褒めることも大切だと言われています。
ただ私は、それ以上に親子で楽しめたかどうかを大切にしていました。
楽しそうに聞いていたら、
「楽しかったね」 と声をかける。
あまり反応がなかった日は、
「どう思った?」 と聞いてみる。
そんな自由な会話の方が、親も子も楽しく続けられるのではと思います。
3. 無理をしない
親がしんどかったり、
辛い思いで読み聞かせを続けると、読み聞かせは苦痛になってしまいます。
私自身、
あまりにも疲れて読みながら寝落ちして、本に顔を突っ伏していたことが何度もありました。
そんな時は、お休みするのもアリです。
何度も読んでと言われたら、
「今日は2回までね」 と決めても良いと思います。
・1日5分だけ
・○曜日と△曜日
・できなかったら週末にまとめて
そんなゆるいルールでも大丈夫。
長く続けるためには、
親自身が頑張りすぎないことも大切ですね。
4. 読み聞かせをアレンジしてみる
子どもが5歳を過ぎた頃から、
私は本を開かずに「昔話をアレンジ読みする」という変化球を加えていました。
電気を消して、
それぞれ布団の中で聞かせます。
・子どもの名前を登場させる
・動物を変える
・結末を変える
すると子どもたちは大喜びしたり、「それは違う!」と怒ったり。
兄弟姉妹で反応が全く違うことも、また面白い発見です。
「面白いことが起きるから、油断して聞かないようにね🤭」という感覚で話したり、どんな反応が返ってくるかを見るのが、私にはとても楽しい時間でした。
5. 近くにスマホを置かない
読み聞かせ中にスマホが近くにあると、
親子のやり取りの質が低下する可能性が指摘されています。
※教育心理学者・認知科学者 猪原敬介氏の著書・講演内容を参考
私自身そのことは知らなかったのですが、
子どもが小学校に上がるまでは、緊急時を除いて子どもが寝るまでなるべくスマホを見ないようにしていました。
スマホが手元になければ、
自然と目の前の子どもに集中できます。
読み聞かせのほんの数分でもスマホから離れてみると、普段は見逃してしまうような表情や成長に気づけるかもしれません。
まとめ
読み聞かせには、
語彙力や読解力を育てるだけでなく、想像力や集中力、そして読書習慣の土台を作る効果が期待できます。
何より大切なのは
「上手に読むこと」ではなく、
「親子で同じ時間を楽しむこと」なのかもしれません。
毎日完璧に続ける必要はありません。
1日5分でも、週に数回でも十分です。
お気に入りの1冊を開いて、
親子で笑ったり驚いたりしながら過ごした時間は、きっと子どもの、いや大人の心の中に残っていくはずです。
わが家の子どもたちはもうすっかり大きくなりましたが、その頃の時間は私の中でキラキラ輝いていて、今では「やって良かった」と心から思えます。
もしこれから読み聞かせを始めようか迷っているなら、まずは1冊、親子で楽しめそうな絵本を手に取ってみてはいかがでしょうか。
今日も読んでくださり、
ありがとうございました!
Have a nice rest of your day♡

※本記事では、
教育心理学者・認知科学者
猪原敬介氏の著書『科学的根拠(エビデンス)が教える 子どもの「すごい読書」』およびPIVOT出演内容を参考にしています。


